モバイルバッテリーの車内放置は何時間までOK?JAFデータでわかる危険温度

モバイルバッテリーの車内放置は何時間までOK マメ知識

この記事では、モバイルバッテリーを車内に放置したときの危険性と安全な対策方法について解説します。

少しの時間なら大丈夫」と思っても、炎天下の車内はわずか30分で50℃以上、ダッシュボードでは80℃近くに達します。

その結果、モバイルバッテリー内部のリチウムイオン電池が膨張・発火・爆発するケースも実際に報告されています。

結論として、モバイルバッテリーは季節や時間帯を問わず車内放置はNGです。

ただし、車中泊や長距離ドライブなどで電源が必要な場合は、安全設計のJackery ポータブル電源 300 Plusのような製品を活用するのが安心です。

車内放置がどのくらい危険なのか、そして代わりにどんな電源を選ぶべきなのか——

詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。



モバイルバッテリーを車内放置すると何時間で危険?

モバイルバッテリーを車内に放置すると、わずか数十分で危険な温度に達します。

特に夏場は外気温が高く、車内が50℃以上に上昇することも珍しくありません。

ここでは、JAFの実験データをもとに、どのくらいの時間で危険になるのかを具体的に解説します。

JAF実験で判明した車内温度の上昇スピード

JAF(日本自動車連盟)の実験では、外気温が35℃の炎天下で車を停めると、30分で車内温度が55℃ダッシュボード表面では約79℃に達することが確認されています。

サンシェードを使用しても45〜52℃と非常に高温であり、モバイルバッテリーにとって過酷な環境です。

内部のリチウムイオン電池は40℃を超えると劣化が進行し、60℃を超えると熱暴走を起こす危険性が高まります。

つまり、「少しの時間だけ」という油断が、発火リスクを大きく高める要因になります。

リチウムイオン電池が高温に弱い理由と発火リスク

モバイルバッテリーの内部には、可燃性の電解液が使われています。高温環境に長時間さらされると、内部の構造が変形し、ショート(短絡)を引き起こす可能性があります。

特に45℃を超える環境では電解液がガス化しやすく、圧力が上昇して破裂や発火を招きます。

この状態が続くと、熱暴走と呼ばれる連鎖反応が発生し、一気に温度が上昇。

わずか数分で発煙・発火に至るケースも報告されています。

実際に起きた車内放置による火災事故の事例

実際に2024年6月、気仙沼消防本部の管内で、無人の乗用車が出火する事故が発生しました。

原因は、ソーラーパネル式モバイルバッテリーをダッシュボード上で充電したまま放置したこと。駐車後約2時間で発火し、ダッシュボード周辺を焼損しました。

この事例は、夏季に限らず春先(外気温17〜19℃)でも車内温度が79℃に達するという検証結果と一致しており、季節を問わず車内放置が危険であることを示しています。

夜や冬なら安全?モバイルバッテリー車内放置の誤解

「夜や冬なら涼しいから大丈夫」と思われがちですが、実は季節や時間帯に関係なく危険です。

モバイルバッテリーは45℃以上になると劣化が進むため、外気温が低くても密閉された車内では温度が急上昇します。

ここでは、その誤解を正しく理解しておきましょう。

外気温が低くても危険な理由

外気温が低くても、太陽光を浴びた車内はわずか30分で50℃以上になることがあります。

夜間でも、昼間の熱が車体にこもり、内部温度が40℃を下回らないケースも多く報告されています。

さらに、冬場でも直射日光や暖房によって局所的に高温になることがあり、バッテリー内部では化学反応のバランスが崩れる危険があります。

季節に関係なく、車内放置=危険行為と認識することが大切です。

夜間・冬季でも注意すべき保管環境

夜間や冬は気温が低いため油断しがちですが、放射冷却や結露によってバッテリーにダメージを与える可能性があります。

湿度が高い状態で温度が急上昇すると、内部の金属部品が腐食し、ショートを起こすこともあります。

特に車中泊や長時間駐車では、温度変化+湿度が同時に発生するため、バッテリー内部への影響は深刻です。

夜間や冬でも、持ち出す・冷暖房に頼らないといった基本対策が重要です。

気仙沼消防本部が警告する「春でも危険」な実例

気仙沼消防本部の検証では、外気温19℃でも車内温度が2時間で55℃、ダッシュボード上では79.2℃に達することが確認されました。

これは春先の温度でもリチウムイオン電池の許容温度(約45℃)を大幅に超える数値です。

季節を問わず、わずかな時間で発火リスクが高まることを示す重要なデータといえます。

「真夏だけ気をつければいい」という考え方は非常に危険で、年間を通じて車内放置を避ける必要があります。

やってはいけない車内保管方法3選

モバイルバッテリーを安全に使うためには、避けるべき保管場所を知っておくことが大切です。

高温になりやすい場所に放置すると、バッテリー内部の温度が短時間で危険領域(45℃超)に達します。

ここでは、特に注意すべき3つのNG保管方法を紹介します。

ダッシュボード・シート上は最も危険

ダッシュボードは車内で最も高温になる場所です。

JAFの実験では、外気温35℃でダッシュボード表面が約79℃に達することが確認されています。

また、シート上も熱がこもりやすく、内部温度が60℃を超えるケースもあります。

このような環境では、モバイルバッテリー内部の電解液が膨張・気化し、発火・爆発のリスクが急上昇します。

たとえ数十分でも、ダッシュボードやシート上への放置は絶対に避けましょう。

サンシェードへの過信は禁物

サンシェードを使えば安心、と思う方も多いですが、それは大きな誤解です。

JAFの実験によると、サンシェードを使用しても車内温度は45℃以上を維持。

つまり、サンシェードはあくまで補助的な遮熱効果しかなく、モバイルバッテリーを守るには不十分です。

特に直射日光が強い日は、サンシェードの下で熱がこもり、バッテリー内部の温度が逆に上がることもあります。

「遮っているから安全」という思い込みは非常に危険です。

グローブボックス・トランクの密閉空間はNG

「見えない場所に入れておけば安心」と考えがちなグローブボックスやトランクも、実は危険です。

これらの場所は通気性が悪く、熱が逃げにくいため内部温度が外気より10〜15℃高くなることがあります。

さらに、湿気がこもることで内部の金属部分が腐食しショートを起こすリスクも。

長時間の密閉保管は、バッテリーの劣化を早めるだけでなく、発火の引き金になるおそれがあります。

安全のためには、通気性のある涼しい環境で保管することが基本です。

安全にモバイルバッテリーを保管する方法

モバイルバッテリーを長く安全に使うためには、高温を避けることと適切な保管方法が欠かせません。

車内放置を完全に防ぐのが理想ですが、やむを得ず保管する場合もあります。

ここでは、リスクを最小限に抑えるための実践的な保管方法を紹介します。

車を離れるときは必ず持ち出す習慣をつける

最も確実で安全な方法は、車を離れるときに必ずモバイルバッテリーを持ち出すことです。

特に夏季は、外気温35℃でも車内温度が50〜70℃に達します。

この状態で数十分放置すれば、内部の電解液が化学反応を起こして膨張・発火する可能性があります。

バッグに入れて持ち歩く、玄関に専用の置き場所を作るなど、日常の習慣として持ち出す行動をルール化すると安心です。

「面倒だから置いておく」という油断が、思わぬ事故を招くことを忘れないでください。

どうしても置く場合の断熱ケース・温度対策

やむを得ず車内に置く必要がある場合は、断熱ケースやクーラーボックスの利用が有効です。

最近では、車内温度の上昇を10〜15℃抑える構造の断熱ケースも販売されています。

また、日陰に駐車する・窓を少し開ける・サンシェードを併用するなどの工夫で温度上昇を軽減できます。

ただし、これらはあくまで補助的な対策であり、完全にリスクを防ぐことはできません。

理想は「車内に置かないこと」。

置く場合でも短時間に留め、使用前に本体の温度を確認する習慣をつけましょう。

PSEマークと保護機能を備えた製品を選ぶ

安全性の高いモバイルバッテリーを選ぶことも、発火リスクを防ぐ重要なポイントです。

日本国内では、2019年以降にPSEマークのないモバイルバッテリーの販売は禁止されています。

PSEマークは「電気用品安全法」に基づく基準を満たした製品にのみ付与され、過充電防止・過熱防止・ショート防止機能がある製品が安全性に優れています。

さらに、温度検知センサー搭載モデルを選べば、45℃を超えると自動停止するため安心です。

安全性能を重視することで、長期的に見ても事故のリスクを大きく減らせます。

モバイルバッテリーより安心!Jackeryのポータブル電源をおすすめする理由

もし車内での電源利用を安全に行いたいなら、モバイルバッテリーではなくポータブル電源の使用がおすすめです。

中でも人気の高い「Jackery ポータブル電源 300 Plus」は、軽量で安全性に優れ、車中泊や防災にも活躍します。

ここでは、モバイルバッテリーの代わりにJackery製品を選ぶメリットを紹介します。

 

 

軽量で持ち運びやすいJackery ポータブル電源300 Plusの特徴

Jackery ポータブル電源 300 Plus」は、重さ約3.75kgと軽量ながら、定格出力300W・容量288Whを備えた高性能モデルです。

スマートフォン・ノートPC・小型家電など、日常の電力を安心してまかなうことができます。

また、コンパクト設計で車のシート下やトランクにもスッキリ収納可能

さらに、Jackery独自の高効率BMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されており、
過熱や過充電を自動制御して安全を確保します。

軽くてパワフル、持ち運びも簡単なため、キャンプ・車中泊・非常時の備えとして最適です。

高温環境でも安全に使える設計と安心保証

Jackeryのポータブル電源は、0〜45℃の動作温度範囲で安定動作するよう設計されています。

内部の温度が上がると自動的に出力を制御し、過熱による劣化や発火を防止

また、全製品がPSE認証取得済みで、最長5年保証にも対応しています。

特に「Jackery 300 Plus」は、ファン冷却システムを採用しており、長時間稼働でも安心です。

過酷な環境下での使用を想定した設計は、モバイルバッテリーとは一線を画しています。

車中泊や防災にも便利なJackery製品のメリット

Jackeryのポータブル電源は、家庭・車内・屋外のすべてで活用できる多用途性が魅力です。

  • 車中泊時の扇風機・冷蔵庫・スマホ充電に使用可能

  • ソーラーパネルを接続すれば自然エネルギーで再充電できる

  • 停電時でも家庭用コンセント代わりに使える

さらに、Jackery製品は低騒音・高耐久・簡単操作で、初心者でも扱いやすい設計です。

「モバイルバッテリーより安全で長持ちする電源を使いたい」という方には、Jackeryシリーズが最もおすすめです。

モバイルバッテリーの車内放置は何時間までOK?JAFデータでわかる危険温度 まとめ

ここまで、モバイルバッテリーの車内放置がどれほど危険かを解説してきました。

結論として、たとえ短時間(30分程度)でも車内温度は50〜80℃に達し、内部のリチウムイオン電池が膨張・発火・爆発する危険があります。

モバイルバッテリーを安全に使うためには、車を離れる際は必ず持ち出す、やむを得ず置く場合は断熱ケース・日陰・短時間使用を徹底することが大切です。

もし「車内でも安心して電源を使いたい」という方には、軽量で安全設計のJackery ポータブル電源 300 Plusがおすすめです。

高温対策と自動制御機能を備え、車中泊・防災・アウトドアなど幅広いシーンで活躍します。

今すぐ安全に使える電源を選びたい方は、公式サイトでJackeryの最新モデルとキャンペーン情報をチェックしてみてください。